キッチンカー選定・購入する場合のアドバイス

これからキッチンカーを購入したりレンタルして移動販売をやってみようと志す皆さまのために、見落としがちな点や余計な出費を未然に防ぐための知識をワンポイントでアドバイスするコーナーです。

さて、キッチンカーで本格的に営業してみたいと思った方は、自分のキッチンカーをどんな車にするかということです。
新車でも中古車でも構いませんが、予算の関係で中古の移動販売車を選ぶケースが多いです。そしてネットやオークションサイトで探す方もいれば、キッチンカーを数多く取り扱ってる業者に連絡するという形が多いんではないでしょうか?

ネットでも「移動販売車」や「キッチンカー」で検索するとたくさんのキッチンカーが見つかります。価格や車種にこだわらずに、自分が販売したい商品メニューと自分がやりたいことを考慮して車種を選定してください。また、費用や支払い方法もしっかりと考慮する必要があります。メリットやデメリットについても整理しておくのも大切です。

キッチンカーの車種とその特徴の紹介

一口にキッチンカーといっても、様々な車種があります。当然、各車種毎に特徴がありますので、自分がやる商材や目的によって選定する必要があります。

また開業に伴う一番大きな出費となりますので、慎重な判断が必要です。

軽1BOXタイプ

街中でカフェやクレープ系で多く見かける車種です。
車両サイズも一般の軽1BOX車とほぼ同じですので、小回りが利きます。
フロント部分をワーゲンバスやシトロエン風にしたものもおしゃれな感じです。

このタイプの車の場合、保健所の規定で運転席と厨房スペースを間仕切りする必要があり、厨房スペースを広くするため運転席をギリギリまで詰めてます。
なので長時間運転が辛いのがネックです。
また、天井が低いため営業中は座るか中腰の体勢を余儀なくされます。

軽トラックタイプ

市販の軽トラックの荷台にコンテナを搭載した車種です。
コンテナの材質もステンレス・アルミ・FRP製など様々です。
コンテナといってもベースの軽トラックと一体化したような構造のものもあります。
キッチンカーを扱ってる業者さんにもよりますが、車体ラッピングをしてくれたりします。

このタイプはキッチンスペースの天井が高く、中で立つことも出来ます。
当然、車高があるぶん、強風時の横風に弱いことやファミレスやホームセンター等の車高制限のある駐車場に入れないというデメリットがあります。
特に給排水タンクが上にあると重心が上になってしまうため、運転に影響を及ぼす場合もあります。
(タンク内の水が偏らないように間仕切りされてるかも確認したほうが良いでしょう)

また荷台の上からの接客になりますので、お客様を見下ろすような目線になります。接客上は対等な目線のほうが距離感がなくていいのですが、こればっかりは構造上仕方ありません。

いずれにしろ、軽自動車ベースなので最大積載重量が350kgしかありません。
給水タンクの水、厨房設備、発電機を搭載して、さらに商材を積み込んでとなると相当な重量になります。
はっきりいうと大きなイベントに出店するには不向きです。
(300食のカレー材料だけでも100kgは超えます)

また常に重い荷物を積んで走行してるので、足回りがヘタるのが早いです。
中古車の場合は走行距離が短いに越したことはないのですが、強化サスペンションやリフトアップしたりすると安定した走りになります。
とはいえ所詮660ccの軽自動車ですので、夏場エアコン入れただけで坂道でノロノロは覚悟しておくことが必要です。

普通乗用商用車タイプ

ハイエースやキャラバンのような1BOXカーや商用車をベースに製作されたタイプです。
基本的には軽1BOXカーや軽トラックタイプと一緒ですが、運転席のスペースと積載重量の課題はある程度克服できます。
排気量も大きいのでパワー的にも問題はありません。

ワーゲンバス・シトロエンバスタイプ

日本車にはない雰囲気のおしゃれなキッチンカー、もちろん人気ナンバー1です。
この車種は新車販売はなく、全て中古となります。
というのも、販売終了が1980年頃となっており、30年以上経った今でも稼働してるのは奇跡に近い車両なのです。
どうしても、このタイプが欲しい方はこだわり以外の何物でもないです。
アドバイスとしては、扱ってくれるディーラーが少ない、故障した場合は部品取り寄せや修理に時間がかかる等を考慮したほうがいです。

クイックデリバリー・ビギンタイプ

宅配便などで使用されてるウォークインスルータイプの車種です。
もちろんキッチンカーでもよく使われています。
この車種は厨房スペースも広く使えて積載量もありますので、大きめのイベントにも対応出来ます。
たまにLPG仕様のものもありますが、キッチンカーではあまりお勧めしません。
というのも、イベントで遠征したときなどガスステーションが少ないからです。
しかも24時間やってるガスステーションは少なくガス欠なんてことになったら目も当てられません。

大型車(トラック・バス)

2tトラックやマイクロバスを改造したタイプです。
接客間口が広く取れるため、大きなイベント等でも対応可能です。
ただ、接客カウンターが高い位置になるため、踏み台や階段を設ける必要があります。
このタイプで問題になるのは駐車場です。自宅に駐車スペースがあればOKですが、
コインパーキングにさえ止められないことになりますので、ご注意ください。
またイベント等で1コマ毎の出店料を徴収される場合も2店舗分取られたりします。

さて、何車種かを簡単に説明してまいりましたが、いかがでしたか?
予算や販売スタイル・メニューにあわせて最適な車種を選んでみて下さい。